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海コンドレー料金の交渉方法 [コラム]

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東大阪まで40フィートなら××××円。20フィートでラウンド〇〇キロまで△△△△円。
大体の相場が存在するだけで、実際のところ謎に包まれているドレー料金。

ドレー料金を値下げ交渉することはできるのか?

正直あまり書きたく無い内容ではあるが、合わせて今の業界を理解して欲しい思いからこの記事を書かせてもらいます。

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ドレー料金に基準はあるのか?
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そもそも海コンのドレー料金に基準はあるのかという点だが、一応はあります。
一般社団法人神奈川県トラック協会事業部 一般貨物自動車運送事業運賃・料金→http://www.city.yokohama.lg.jp/kowan/business/business-support/siyoryou/tariff/pdf/18-kamotu.pdf

基本この料金表を参考に、この何%の料金でという料金設定となります。

現在大阪港ならまだ交渉の幅はありますが、関東の方では重度の海コントレーラー不足等であまり料金交渉の余地はないという話を聞きます。

ただし“何も無いのに”簡単に値下げに応じてくれる業者は中々無いと思います。

値下げ交渉する際には“何か有るから値下げしてくれ”という形式が有効です。

では“何か有る”の部分はどの様な事なのか。以下で6つのポイントをあげてそれぞれ解説します。



料金交渉6つのポイント
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①作業時間が早い
②定期的なドレーが見込める
③配達着時間が通常とは異なり融通が利く
④コンテナの切り離しや宵切り差し替えができる
⑤コンテナ返却時の洗浄依頼の対応が早い
⑥長距離ドレーである

以上の、6つのポイントがあると料金交渉に有効的です。

それぞれ解説すると以下となります。



①作業時間が早い
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デバン・バン詰めが早い。わかりやすい例ですね。
作業が早いと車を止める時間も少なく済み、次の仕事へ繋げれます。
また、作業時間が読みやすいという点でも運送会社は配車が組みやすいです。



②定期的なドレーが見込める
毎週〇〇曜日の朝昼1本ずつ。一か月に10本前後等。
半年に2・3本や、本数が多い月やまったく無い月がある等はあまり歓迎されません。



③配達着時間が通常とは異なり融通が利く
普通朝着といえば9時が多いけれども、運送会社としては朝の着時間は早い方が都合が良い。
例えば朝6時着や7時着。
また着指定日や時間も要望すれば少々変更してくれる場合もありがたくプラスポイントとなり得る。



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④切り離しや宵切り差し替えができる
作業待ちをすることなく、コンテナ切り離しが可能な配達先。
コンテナ差し替えで引き上げが可能だととても良い。



⑤コンテナ返却時の洗浄依頼の対応が早い
輸入コンテナ返却時の洗浄依頼の対応が早い。
「船社交渉するので。」「現地確認するので。」等で海コンドレー会社を待たされるのは、そもそもお門違いである。



⑥長距離ドレーである
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大阪港からなら近畿圏外へのドレー。
距離が遠くなると、ドレー料金もある程度高くなるので、タリフ比率よりも安く行ってくれる事もある。



このどれか該当するポイントがあればそこを軸に交渉してみてください。
大きく値引きとはいかないでしょうけど、多少は聞いてくれると思います。



6つのポイントに該当しない場合
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もしこの6つのポイントに該当しない場合は、料金交渉は諦めた方が良いです。
ドレー会社が縦に首を振る範囲のドレー料金で取付けましょう。

他ドレー業者等を探すのを止めはしませんが、おすすめしません。
その理由を以下リンク先の記事【安い料金で海コンドレーを探すべきでない理由】の一部に書いてます。

この海コンに携わる業種全ては、持ちつ持たれつの関係。共存共栄にあると思います。

過度な要望・要求は自重しましょう。


安い料金で海コンドレーを探すべきでない理由→http://osakakaikon.blog.so-net.ne.jp/2017-05-20-1


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