海コンドレー料金の値下げ交渉すべきで無いポイント [コラム]
海コンドレー料金の値下げ交渉すべきで無いポイントという事で、『海コンドレー料金の交渉方法』で書いた記事の正反対となる記事です。
ここで上げる「値下げ交渉すべきで無い8つのポイント」に当てはまる場合、値下げ及びその他の要望交渉は自重すべきかと思います。触らぬ神に祟り無しです。
海コンドレー料金の交渉方法→http://osakakaikon.blog.so-net.ne.jp/2017-05-20
値下げ交渉すべきで無い8つのポイント
①配達先及び道中が狭い
②コンテナ洗浄依頼対応が遅い
③デバン・バン詰めの作業時間が遅い
④着時間が中途半端である
⑤継続してドレーが見込めない
⑥配達先のルールが厳しい
⑦午後着時指定であっても、時間に厳しい
⑧配達先が山間部である(冬季)
「6つのポイント」のそのまま反対の意味であったり、読んだ感じで解ると思いますが、どれも海コンドレー会社側にとってリスクやデメリットな部分と言えます。
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①配達先及び道中が狭い
狭いと当然周囲との接触事故等のリスクが増えます。
「40フィートだと狭いので3軸でお願いします。」このワードをドレー会社に言ったことありませんか?
狭くても配達先の人間が見に来てく声出ししてくれると少しはマシですが、それでも何かあった場合の責任はドレー会社側にあるので、イーブンとはなりません。
②コンテナ洗浄依頼対応が遅い
コンテナ外部のダメージならまだしも、海コンドレー会社にコンテナ内部の汚れは無関係です。
宅配便の配達員に「中の商品が汚れている!外箱のダンボールに異常は無いけど、購入先に確認するから待ってろ!」と玄関先で引き留めたままにするものでしょうか?
③デバン・バン詰めの作業時間が遅い
バラ物・長物・人員不足。理由はなんであれです。
大阪府内で返却先ターミナルが空いているのであれば午前中にコンテナ返却完了までしたいです。
それと海コンドライバーは運送のみで、作業は一切できません。
④着時間が中途半端である
「前に他のコンテナが入っているので10時着で。」このワードがわかりやすい例です。
近場の10時着であれば配車の組み方で何とかなりますが、そうでない距離の配達先だとそれだけで半日トレーラが取られてしまいます。
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⑤継続してドレーが見込めない
せめてコンテナの本数が望めれば、スケールメリットやトータルメリットといった部分で検討できますが、それも無いとなるとドレー会社側の検討の余地も無くなります。
⑥配達先のルールが厳しい
「ドライバー情報を前日にFAX」
「到着××分前に電話」
「指定入場門や指定構内ルートがある」
「大型禁止の通行許可申請が必要」等々。
どれもドレー会社側にメリットであるとは言えません。
⑦午後着時指定であっても、時間に厳しい
朝着の宵積み取り損ねは問題外ですが、昼着コンテナは当日のターミナル次第で取り損ねもあり得ます。
また道路の込み具合も、当日どうなっているかは誰も知り得ません。
⑧配達先が山間部である(冬季)
積雪によるスリップもですが、海コントレーラの構造上スタックによる立ち往生も大きな懸念材料となります。
安易な料金交渉はNG
この8つのポイントのどれかに該当するにも関わらず、安易に料金交渉などを行う思わぬカウンターパンチが飛び出てくるかもしれません。
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2017-05-21 01:18